オリジナルTシャツデザイン打ち合わせの様子

寝屋川ダンスフェスティバルのスタッフTシャツの組み立て方

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前回こちらの記事に登場したGUCCHONさんが、地元寝屋川で毎年開催されている、ダンスと音楽で盛り上げるイベント「寝屋川ダンスフェスティバル(以下NDF)」のスタッフTシャツを考える定例会にお邪魔してきました。

 

イベントのスタッフTシャツが、どのような想いや議論を経て形になっているのか、その一例としてご紹介します。

 

今回取材に協力してくださった実行委員会のメンバーは、実行委員長GUCCHONさん、副実行委員長パンチョさん、映像担当ハタボーさんで、彼らは学生の頃から仲の良い地元の同級生。大人になった今も地元を愛し、大好きな寝屋川を盛り上げようと奮闘しています。

 

まずは、実行委員会の皆さんにNDFについて語ってもらいました。

コンセプトは、寝屋川から音楽とダンスで地域を元気にすること。

GUCCHONさん

NDFは音楽とダンスを通して寝屋川の街を元気にする、盛り上げることを目的に2014年からスタートして来年で5回目になります。 子供からおじいちゃんおばあちゃんまで楽しめる音楽とダンスのイベントです。

 

ダンスを始めたばかりの子も楽しめるし、最後には世界トップレベルのダンサーが登場して、参加者もお客さんもワクワクできる「本物を見せる」ことにこだわったイベントを目指してます。

 

前回はダンス界のレジェンド「ブライアン・グリーン」、NYのアフリカンダンサー「キム」、タップダンサー「アンドリュー」を招いてショーケースを行いました。

Vol.5のゲストダンサーはまだ決まってはいませんが、僕自身がこの人のダンスヤバイ!と思ったダンサーさんしか招待はしないつもりです。

NDF Vol.4 World Soulショーケースの様子

参加者全員がプレイヤーだからこそ出せる面白さ

イベント集合写真

NDFの関係者は全員がプレイヤー(現役のダンサー)です。プレイヤー目線で組み立てられているから、型にはまらないストリート感が強い面白いイベントになっているかと思います。

ただ、イベント運営のプロではないので毎回、進行には苦労しています(笑)。

今後の課題は行政との連携

将来的には寝屋川祭※1に引けを取らない祭にしていきたくて、寝屋川と言えば「ダンスと音楽」とイメージされる街にしていきたい。

 

そのためには行政と一緒になって寝屋川を盛り上げていく必要があると思ってます。

例えば佐世保市はB BOYタイスケ※2が観光大使をやっていて、イベントなど市が場所の提供など全面的にサポートをしています。

そいう意味では、まだまだ寝屋川市は理解が追いついていないと言えます。僕らが直接言っても説得力がないので、(ダンスカルチャーの資産的な価値について)周りから行政の耳に入っていくことで、理解は少しずつ深まって行くんじゃないかなと思ってます。

 

※1 毎年10万人以上が訪れる寝屋川最大のお祭り。

※2 日本で最も世界一に近いとの呼び声の高いチーム”ALL AREA”のメンバーであり、日本のBREAK DANCEシーンに影響を与える程の人物となっている。(B BOY TAISUKE OFFICIAL WEB SITEより引用) Red Bull BC OneのCMでストリートファイターのリュウとブレイキンバトルをしていたのが記憶に新しい。

 

VOL.5は、原点に立ち返り、一般の人たちも楽しめる質の高いダンスショーを企画しているそうなので、今から要チェックですね。

いよいよ議論はスタッフTシャツへ

ここからは、このNDFのスタッフTシャツを作るにあたっての議論の様子をフリートーク形式でお届けします。

(以下敬称略)

 

オリジナルTシャツ打ち合わせ

ファシリテートを行う副実行委員長のパンチョさんは、現役ラッパー兼小学校教諭。ボランディアとしてNDFに参加している。

パンチョ

はい。

ここからは皆でどんなスタッフTシャツを作りたいか話して行きたいと思います。

 

GUCCHON

やっぱりNDFのロゴは欲しいよね。

 

パンチョ

「寝屋川から世界へ」

このメッセージを入れたい!

 

あと、ON TIMEも。

進行を厳守っていう戒めで。

 

GUCCHON

NEYAGWA TO THE WORLD

英語にしたほうが世界感はでるよね。

 

このNEYAGWA TO THE WORLDはめっちゃ大げさに、

日本地図の寝屋川からブワーっと世界に広がっていく感じがいいね。

 

ハタボー

元気玉作るときみたいな感じね(笑)

 

GUCCHONさん

 

GUCCHON

寝屋川市ってどんな形だっけ?

 

パンチョ

傘みたいなやつ。

 

GUCCHON

元気玉の出発点を寝屋川の形にしたら寝屋川愛がより伝わるかもね。

 

パンチョ

GUCCHONの顔写真をドーン入れるのはどう?

ドット画みたいな感じで、近くでみると良くわからないけど、

遠目で見るとGUCCHONって分かる感じの。

 

その上にロゴとかが入ってくる感じで。

 

パンチョさん

 

GUCCHON

通りとおられへんわ。

 

(顔が入るかは別として)その発想はいいかもね。

ロゴとメッセージが入るだけっていうのも、普通だしね。

 

パンチョ

キューブ状の枠に3マス×3マスにスタッフの顔写真が入るパターンは?

(マスを指差して)ここに照明を触ってる長谷川さんとか・・・

 

オリジナルTシャツデザインの打ち合わせの様子

(一同爆笑)

 

GUCCHON

遊び感は満載やな。

スタッフしか着られへんな(笑 )

 

(ここからしばしこの9マスに誰が入るかの議論に)

 

選ばれしスタッフしか載れない感じね。

毎年同じ感じにして、けど実はスタッフが入れ替わってて、私も載りたいってなるといいね。

 

これまで裏方のスタッフの顔がTシャツになることなんてないから、 チームワークでるし、モチベーションはあがるよね。

 

ハタボー

この枠に入り切らなかったスタッフが私も入りたいってなったらどうする?

 

GUCCHON

そりゃもう(この選ばれしスタッフまで)上がってきてもらうしかないでしょ(笑)

 

パンチョ

いいね。

HIPHOPオールドスクールテイスト満載な感じもいいな。

 

オリジナルTシャツデザイン打ち合わせの様子

WEBで参考となるクリエイティブを見ながら議論を進めている様子。

 

GUCCHON

写真じゃなくて、アニメ風にしたいな。

それぞれのスタッフがアメコミ風のキャラクターにふんして、

(スタッフのモチベーションを上げる意味で)スタッフはヒーローだぜみたいな。

 

知り合いにイラストレーターさんおるから相談してみよ。

 

パンチョ

ハタボーだけ漫☆画太郎風とか(笑 )

 

ハタボー

それいいな(笑) 。

すげぇ疲れてるおばあちゃんみたいな感じね。

漫☆画太郎をアメコミ風にしたらどうなるんだろうね。

 

パンチョ

無茶苦茶なオーダーやな(笑)。

 

GUCCHON

オレはワンピースかな・・・。

実とか持たせて欲しいな。

 

ハタボー

隣の枠の人がその実を取ろうとしてるとか面白いね。

 

パンチョ

ちなみに、みんなTシャツのベースカラーは何色をイメージしてる?

 

パンチョさん

 

GUCCHON

オレは白かな。

 

ハタボー

オレはアメコミのイメージがあったから、

赤とか青かな。

 

パンチョ

オレは黒だった。

 

ハタボー

ベースカラーで全くイメージが変わるからね。

裏方のTシャツは黒子的な役割だから黒が多いよね。

 

ピート・ロックのジャケット※3みたいな白黒な感じもカッココいいよね。

 

※3 HIPHOPの名盤「MECCA AND THE SOUL BROTHER – PETE ROCK & C.L.SMOOTH」

 

 

パンチョ

どうでしょうか。

 

GUCCHON

黒だね。

 

ハタボー

このTシャツはイベントTシャツというよりは、スタッフたちが一つになってモチベーションをあげるためのスタッフTシャツやね。

イベント用のオフィシャルTシャツはまた別の考え方になるだろうね。

 

GUCCHON

スタッフTシャツの方が凝ってるやん!ってなりそうやな(笑)

 

GUCCHONさん

 

パンチョ

コンセプトは「おっさんの本気を見せてやる」。

おっさんが遊び方が教えたるっていう裏テーマがあるから、やっぱり遊び心は入れていきたいね。

 

 

 

最終的なデザイン案は、この議論の通り、前面にマス上の中に選ばれしスタッフの個性的なイラストを並べて、背面にはメッセージを大きく載せる方向で決定しました。次の段階はイラストレーターさんとデザインの細かいすり合わせをしていくとのこと。

 

いかがでしたでしょうか、私がこの定例会に参加させてもらって感じたのは、オリジナルだからこそ自由に、自分たちが作りたいものを作れるし、そして完成までのプロセス自体も楽しめる、そこまで含めてオリジナルスタッフTシャツ制作という体験なんだなと。

 

今回は、デザイン前の設計までの様子でしたが、これから出来上がっていくデザインが楽しみですね。

 

しかし、イラストレーターさん大変だろうな・・。

 

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