
CROSS & STITCH(クロス アンド ステッチ)【ブランド徹底解説】
CROSS & STITCH(クロス アンド ステッチ)は、TRUSSが展開する無地ウェアのブランドライン。
アメリカンカジュアルの王道を継承する「タフでざっくりした風合い」を軸に、Tシャツ/ロングスリーブ/スウェット/グッズまで幅広く揃えています。
特徴
最大の特徴は「オープンエンド糸を使ったマックスウェイト(6.2oz前後)ライン」など、ざっくりした質感とヘビーウェイトのボディ設計にあります。
襟は二本針縫製など耐久性を高める仕立てで、プリント耐性・物販向けの耐久性を重視。
品番群(OE1116、OE1401、OE1120 等)にはヘンリーネック・リンガー・ポケット付き等のバリエーションがあり、ピグメントやガーメントダイの後染めモデルも用意されているため、物販・ブランド展開・ユニフォームまで幅広い用途で使用されています。
歴史
国内無地ブランド TRUSS(トラス) の派生ラインとして誕生しました。
2000年代に入り、プリント用無地Tシャツ市場では「低価格・薄手」か「高価格・ブランド物」の二極化が進む中で、アメリカンカジュアルの“ざっくりとした質感”を復刻させる目的で企画されたのが同ブランドです。
特にオープンエンド糸を用いた6.2ozのマックスウェイトTシャツ(OE1116)は、物販やストリートシーンで人気を獲得し、以降、ヘンリーネックやリンガー、オーバーサイズ型など、90年代的要素を盛り込んだ派生モデルを次々に展開。
現在では「TRUSS(トラス)の中でもアメカジ寄り・ヘビーウェイトを象徴するライン」として定着し、国内のプリント業者・アパレルOEMでの採用実績も増加しています。
価格感
価格は品番や販売店で幅がありますが、代表的な6.2ozのOE1116やOE1401は概ね¥600〜¥2,600前後(流通・セールで上下)が実売の目安。
業務用/卸価格は大量発注で引き下がります。店舗ごとに表示価格が異なるため、仕入れ・大量発注時は複数流通先で価格を確認するのがおすすめです。
人気アイテム
オープンエンド マックスウェイト Tシャツ(品番:OE1116)
6.2oz、オープンエンド糸のボリューム感とドライな風合いが特徴。ブランドの定番Tシャツ。
オープンエンドマックスウェイトリンガーTシャツ(品番:OE1121)
リンガー仕様で差別化できるバリエーション。
ピグメントTシャツ(品番:PGT-144)
ムラ感のある色味でアパレル寄りの展開に使える。
FAQ
Q1: オープンエンド糸って何が良いの?
オープンエンド(空紡)糸は「太くざっくりした糸目」で、表面に毛羽が少なくドライなタッチと強めの表情が出ます。クロス&ステッチのマックスウェイト系で多用され、アメカジらしい質感を出すのに向いています。
Q2: どんなプリントが向いていますか?
綿100%のヘビー/マックスウェイトはシルクスクリーンでの発色が良く、インクジェットプリントや刺繍も可能。ポリエステル混紡や後染め品はプリント方式の適性が変わるので、品番ごとの素材表記を確認してください。
Q3: サイズ感は大きめですか?
品番によって標準〜オーバーシルエットまで差があり、OE1401のように意図的にルーズな型もあります。購入前に各品番のサイズ表を見るのが必須です。
Q4: サンプルは入手できますか?
TRUSS(トラス)/CROSS & STITCH(クロス アンド ステッチ) を取り扱う業者によって、無料サンプルや有償サンプルの制度を設けている業者もあります。
類似ブランド
TRUSS(トラス):CROSS & STITCH(クロス アンド ステッチ)はTRUSS(トラス)の系列ラインの一つ。類似の素材設計・品番展開が多い。
GILDAN(ギルダン):世界的に有名なアメリカのブランドで、価格の安さが魅力。タフなアメカジテイストのTシャツなどが人気です。
Champion(チャンピオン):「リバースウィーブ」に代表されるスウェットやパーカーは、CROSS & STITCHが志向するオーセンティックで丈夫なカジュアルウェアという点で共通しています。