
Comfort Colors(コンフォートカラーズ)【ブランド徹底解説】
1975年に米バーモントで創業したガーメントダイ(後染め)Tシャツの代表ブランド。
リングスパンを使ったソフトな厚手ボディと“くすんだヴィンテージ色”が特徴で、プリントや物販など広く使われます。
特徴
Comfort Colors(コンフォートカラーズ)は「ガーメントダイ(衣類を丸ごと染める)+リングスパンコットンの厚手ボディ」を核にした設計が特徴です。
代表的な6.1ozのヘビーウェイトT(例:1717)は、ソフトな“洗いこまれた”風合いとリラックスフィットを両立し、着るほどに馴染むヴィンテージ調の色落ち感を持ちます。
長年のノウハウによる染色工程の蓄積から、ピグメント系染料・低環境負荷染料などを使った“美しい退色”が特徴。
プリント適性は高く、物販やスクリーンプリントのベースとして定評がありますが、ガーメントダイ特有の色ムラ・個体差を踏まえた色合わせもおすすめです。
歴史
創業は1975年。創業者による地方発の染色ビジネスからスタートし、1990年代〜2000年代にかけて“色と風合いに強いブランド”として印刷業界や大学生向け物販、リゾート用お土産などで支持を広げました。
2015年にはGildan ActivewearがComfort Colorsの資産を買収し、流通・製造のスケールが拡大。
以後はGildanグループの流通網を活用しつつ、ガーメントダイのアイデンティティを保ったまま製品ラインとカラー展開を拡充しています。
価格感
国内の販売価格は、Tシャツで1,500〜3,500円前後、スウェットやフーディは5,000〜10,000円程度が目安。
ガーメントダイ特有の加工感を考えると、無地ボディとしてはやや高めですが、その分“色味と風合い”で選ばれています。
人気アイテム
6.1ozガーメントダイTシャツ(品番:CC1717)
6.1oz前後のガーメントダイ定番。透けにくくプリント耐性良好。
9.5oz ガーメントダイスウェット(裏起毛)(品番:CC1566)
保温性と“洗い感”のあるルックスが人気。
6.4oz ガーメントダイ ライトウェイト フーデッド スウェットシャツ(品番:CC1467)
着心地と色合いにこだわった裏起毛パーカー。
FAQ
Q1: ガーメントダイとは何が違う?
織る前の糸や生地を染めるのではなく「完成品を丸ごと染める」工程で、個体ごとの色差や褪色の表情が出るのが特徴です。
Q2: 洗濯で縮みますか?
「ガーメントダイで“着古した感”を出しつつ、家庭洗濯での縮みは小さめ」とされる商品が多いです。
実際に目安通りの収縮率で収まることが多いですが、取り扱いは公式ページの表示に従ってください。
Q3: プリントは可能?どの方式が向いている?
綿100%のリングスパンボディはシルクスクリーンやインクジェットプリントに向きます。ただしピグメント/後染めの色味やムラはプリント見えに影響するため、デザインの色数や下地処理(白インク)は加工業者に相談するのがおすすめ。
類似ブランド
GILDAN(ギルダン):国際的無地ブランド。大量供給と厚みバリエーションに強み。
Printstar(プリントスター):低〜中価格帯でプリント用無地を広く揃える国内ブランド。
United Athle(ユナイテッドアスレ):ヘビーウェイトや物販向け無地ボディを揃える国内ブランドで、用途がかぶることが多い。