想いが宿るTシャツは“肌の一部”。頑張らない筋トレ「体芯力」の伝道者

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子どもから高齢者まで誰でもできる、頑張らない筋トレ「体芯力®」メソッドを全国に広めている鈴木亮司さん。彼から指導を受けたアスリート、格闘家、プロ選手らは驚異的な記録の伸びを見せ、どんなシーンにも対応できるパフォーマンスを発揮しています。その秘訣は「頑張らない筋トレ」で身体を緩めること。

 

鈴木さんのトレードマークともなっている「体芯力」との言葉が背中にプリントされたオリジナルTシャツは、ユニフォームでありながら「自分そのもの」だといいます。

Tシャツにプリントされた「体芯力」の字体に強いこだわり

―― 「体芯力Tシャツ」をお作りになったいきさつについて教えてください。

 

これまで体芯力®に関する本を2冊出版していますが、2冊目の記念イベントのプレゼントのひとつとして作ったんです。最初は10枚ほどで足りるかと思っていたら、予想以上に人気だったので、追加しました。1回目に作ったTシャツは黒地で、背中の下側に金文字で「体芯力」と入れたんですが文字が目立たず、2回目に作ったときは紺地にして背中の上側に「体芯力」と銀文字で入れました。

 

―― 「体芯力」の文字の位置が背中の真ん中じゃなくて、ちょっとずれてるんですね。

 

これは、ちょうどハート、つまり心臓の場所なんですよ。それに、少しずらした位置の方がデザイン的にかっこ良いかなと思いまして。

 

―― 横書きじゃなくて縦書きというのも粋ですね。

 

体芯力®は身体の縦のつながりが重要ですから、縦ラインにこだわりました。それと、せっかく日本語なのだから、本来の縦書きにしたかった。

 

―― 迫力のある文字を書かれたのはどなたですか?

 

書道家の方に書いていただきました。その方は、体芯力メソッドの理論や私の想いを理解してくださったうえで、何パターンも書いてくださり、その中から一番しっくりくるものを選んだんです。

 

―― 文字選びは、どんなところが決め手だったのですか?

 

「しなやかさ」と「芯の強さ」の両方が最も表現されていた文字を選びました。「体」という字の払いのところが少し長めに伸びていて、しなやかで勢いがあり、それに絶妙なバランスが良くて。

 

「芯」のくさかんむりの横棒は、実はわざと反対から書いてあり、勢いとインパクトを持たせています。書道家の方は、一文字一文字の形に意味を込めてくださり、「なぜここで、この長さで伸ばすのか」などまで語ってくれました。

体芯力®では、身体の外側の力を抜いて、身体の芯の力を引き出す

―― 文字の形が「体芯力®」の真髄を表しているということなのですね。

 

体芯力®とは、身体の外側の力を抜いて、身体の芯の力を引き出すメソッドです。背骨、骨盤、肩甲骨を揺らしながらストレッチしているような動きをしつつ、身体の芯の筋肉である体芯筋、いわゆるインナーマッスルを活性化させます。そうすると、身体の機能が向上し、脳までも活性化しますから健康寿命も長くなるといわれているんです。

 

また、身体の連動性が高まり身体操作が向上。どんなジャンルのスポーツでも、プロアマ関係なくパフォーマンスが上がります。

 

身体を硬い筋肉で覆ってしまうのではなく、外側の筋肉を柔らかくし、どんな状況でもすぐに動けるしなやかさを備えることで、自分の身体を思ったように動かすことができるのです。

 

―― 体幹トレーニングとは、どのように違うのでしょうか?

 

今までは、辛いトレーニングに耐えて乗り越えた人だけが、理想の身体を手に入れられるという認識が強かったと思います。でも、事実は異なります。体芯力®が最重要視しているのは力を抜くことですが、それは、力を抜いてこそ初めて身体の芯の部分の体芯を使えるようになるからです。

 

力を入れて頑張ると、身体の表面の筋肉だけが働いてしまい、力む癖がついてしまいがち。インナーマッスルは、意識できない「不随意筋」ですから、使っていても感じることができないし、効いていても感じないんですよ。だから、頑張る必要はありません。

専門的なトレーニングで壊れる身体に疑問を抱き、身体に負担のかからない方法を追求

―― このメソッドを確立するまで相当の研究が必要だと思うのですが、強い思い入れがあったのですか?

 

自分自身の今までの体験が大きく影響していますね。中学生までは、「肋骨」とあだ名がつくくらい痩せていて、運動が苦手で弱くて、そんな自分が嫌いでした。中学3年生のときに高校生にカツアゲされ、何もできない弱い自分に猛烈に腹が立ち、「絶対に変わってやる!」と強く決意しました。

 

弱小野球部の万年補欠だったのに、高校に進学すると陸上部に入部し、そのうえ「インターハイに出る」と入部当初から宣言。実力などないですから、周囲は笑いました。でも、当時の自分は誰が笑おうと関係なく、インターハイに出るために何をすれば良いかだけを考え研究し、実践することしか頭になかったですね。

 

―― どのようにして研究したんですか?

 

入部当初は部の練習についていくことに精一杯でしたが、半年もすると余裕が出てきました。すると、記録が良い選手の身体の動きや身体つきなど、何が他者と違っているのかを観察したり、直接聞いたりして研究を始めたんです。

 

そのリサーチの元、オリジナルの練習法を編み出し、個人練習を重ねました。このとき、ありがたかったのが、顧問の先生が私のやっていることを許容してくれたんですね。独自の練習ができたおかげで、陸上を始めて1年間で県のトップ3に入れるようになり、高校3年生では県高校総体大会記録を出して優勝、全国高校ランキングトップ10に入りました。

 

―― 痛快なまでの快進撃ですね。その後はどうされたんですか?

 

自分の感覚的なトレーニングに不安も感じていたので、高校卒業後はトレーニングを専門的に学ぶためにトレーナーの専門学校に進学しました。そして、憧れだった格闘家も同時に目指しました。

 

ところが、専門学校で学んだ運動学のウエイトトレーニングや格闘技の練習をやればやるほど、身体が壊れていき、思うように動かなくなっていったんです。高校時代よりも身体が動かず、怪我ばかりで絶望的になりました。

 

「これはおかしい、何かが違うぞ」と思い模索を始めようとした矢先、重度の眼窩底骨折を患い、視野が極端に狭くなり世界が二重に見える生活が数か月も続きました。これがきっかけで、身体に負担のかからない方法を追求しはじめ、武道や東洋医学、古武術など、さまざまなものを学び自ら実践しました。

 

怪我から回復した後は身体の動きが良くなり、格闘家としての戦績も伸び始めました。また、同じことをパーソナルトレーニングのお客さまに実践してもらうと、腰痛や膝の痛みが緩和され、歩くことが楽になったという方が続出したんです。

 

―― 理論と臨床の二つが伴っているのですね。今後、新たな活動など計画しているのですか?

 

昨年からの新企画で、ボルダリング現世界チャンピオン選手のトレーナーの千葉さんと、プロダンサーとして世界で30年活動しプロダンサーも数多く指導している「柔芯体メソッド」創始者の稲吉さんとコラボレーションセミナーを開催しています。これが好評ですので、今年も広げていきたいですね。

 

―― 最後の質問になりますが、鈴木さんにとって体芯力Tシャツとはどんな存在でしょうか?

 

「体芯力」が背中にあるこのTシャツはいつでも着ていますし、もう“肌の一部”ですね。自分自身に馴染んでいて、一体化しています。

体芯力Tシャツは、仕事のパートナーであり、もはや同志

体芯力Tシャツを「肌の一部」と表現された鈴木さん。「体芯力Tシャツは、仕事のパートナーであり同志のようでもある」と感じているそうです。Tシャツへの想いを語られるとき、言葉と心が一致していることが伝わってきました。

 

「今はあまり知られていない伝統的な古武術に、身体能力の高さで西洋人を驚かせた昔の日本人の強さがある」と鈴木さんは語ります。今後のご活躍が楽しみです。

 

Interviewer&Writer:佐藤美の

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【取材協力】鈴木亮司さん

Tanren塾塾長・体芯力®メソッド創始者

1977年、千葉県館山市生まれ。小中学校で野球、高校で陸上競技、高校卒業後、トレーナーの専門学校に入ると同時に格闘技活動を開始。トレーナーとプロ格闘家の平行生活を13年間続ける。2009年選手引退後はパーソナルトレーナー活動に専念。17年間でのべ13万人以上に指導。日本体芯力協会会長・JDA会長・パーソナルトレーナー。著書:『100歳まで歩ける!「体芯力」体操』、『腰、ひざ痛みと「体芯力」体操』青春出版社。
■HP:http://ryojisuzuki.jp/

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