福井駅前短編映画祭Tシャツ

街の映画祭にオリジナルTシャツがもたらす効果とは? 福井駅前短編映画祭実行委員会代表に聞いた!

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インターネットや動画文化の普及により、映像作品がより身近なものになっている近年。さまざまな個性を持った映画祭が全国各地に誕生しています。

 

「福井駅前短編映画祭」もそのひとつ。

“街”の視点にこだわった映画祭で、地元出身の俳優・津田寛治さんが審査委員長を務めていることでも知られています。そして、映画祭ではオリジナルTシャツ着用のボランティアスタッフたちが運営に携わっています。そこで今回は、映画祭が生まれた経緯やTシャツが果たしている意義について、映画祭の代表である木川プロデューサーにお話を伺ってきました。

津田寛治さんと木川プロデューサー、2人の地元愛が興した映画祭

津田寛治さんと木川P

 

福井駅前映画祭が誕生したきっかけは、「フクイ夢アート」という福井市のイベントでした。

 

イベント内の企画のひとつとして、木川さんたちは津田寛治さんに監督・脚本を依頼(2012年)。そして、クラウドファンディングで予算300万円弱を集め、短編映画「カタラズのまちで(https://www.youtube.com/watch?v=dZGL_J3YAs8)」を完成させます。後にこの作品は、ショートショートフィルムフェスティバルやSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にもノミネートされる作品となりました。

 

木川プロデューサーはその後、福井を離れますが、今までの映画を通じたつながりや文化をなくすのは惜しいということで、2015年から正式にこの映画祭をスタートさせます。

福井駅前短編映画祭のチラシ

 

もともと福井県は、1985〜99年まで「ふくい国際ビデオビエンナーレ」という国際イベントも開かれているほど、映画熱の高い土地。人口100万人あたりの常設映画館数は、全国8位!(出典:総務省統計局刊行「統計でみる都道府県のすがた 2018」)

数年前までは市営の映像文化センターもあり、撮影カメラを借りられたり、映像の撮り方の指導が受けられたりした時期もありました。そのような流れもあって、現在、福井県内で行われている映画祭は3つあります。この福井駅前短編映画祭が掲げるテーマは「映画と街」。

 

街はそこに人の想いや物語があってこそ、体温の通う風景となっていく。映画祭を通じて、地方の存在意義を考えるきっかけになってほしいと木川プロデューサー。

 

短編は商業的要素が少ないため「誰かに知ってほしい」という強い想いが込めやすく、また“登竜門”的要素も強いーーだからあえて短編にこだわった映画祭にされたそうです。ちなみに、一昨年はライターの方がグランプリを獲得!

撮影チームと一目でわかる。Tシャツは“アイデンティ”

撮影現場

 

さらに福井市では、即興で映画製作を行う「ムービーハッカソン」というプロジェクトも始まっています。映画祭では、そのメンバーや福井工業大学のデザイン学科の学生たちなどが中心となり、ボランティアスタッフとして活躍しています。

撮影現場

 

映画祭のためのオリジナルTシャツを作ったのは、後援会を作ろうと試みたのがきっかけ。大量に作り、余った分をハッカソンのメンバーや東京にいる役者さんたちにも配ったところ、皆が何かの機会とあれば着用してくれるようになり、自然な流れで“スタッフ衣装”のようになったそう。

 

事前告知なしで行う街中での撮影時も、Tシャツを着ていれば「ああ、撮影の人たちね」と周囲に一目で理解してもらえる、そんな説明不要のメリットもあったようです。

撮影現場

 

他の映画祭へ足を運ぶときも、Tシャツを着ていれば福井駅前短編映画祭のスタッフだとすぐにわかり、名刺代わりにもなります。木川プロデューサー曰く、「そうして関わってくれた方々との輪が広がっていくのが、映画祭を運営する一番の楽しさかもしれません」とのことでした。

地方で行う映画祭の意義を追求し続けたい

福井駅前短編映画祭の様子

 

福井駅前短編映画祭は、応募が150本近く集まるようになった今でも、必ず津田寛治さんが全作品を見て審査をしています。「地方の映画の意義」を追求する木川さんと議論しながら、賞を決定していくそうです。

 

そこに込められているのは、「全国から集まった街で生きることを真剣に考えて撮られた映画を見ることで、福井での生活に返ってくるものがあれば」「今後、地方の人が撮る映画がもっと出てきてほしい」といった願い。

 

「お金と名誉を追求する映画祭もあっていいと思いますが、うちはあくまで、夢と希望のための映画祭でありたいんです」

 

あくまで住民のため、福井のため、出品した監督たちのための映画祭であるべく、スポンサーが偏らない努力などもされています。

福井駅前短編映画祭の様子

 

「映画館で流すこと」にこだわっているのも、同映画祭の特徴。
「本当に映画を求めている人が来てくれ、自主的に発信してくれ、理想的な形で250席の映画館がいっぱいになるような映画祭に成長させていきたい。そして次世代に引き継いでいけるよう、頑張っていきたいです」
と木川さんは語ります。

 

今年の福井駅前国際映画祭の開催は10月20日。
9月にはノミネート作品が発表されます。オリジナルTシャツを活用しながら、地元への愛と誇りをパワーに開催されている福井駅前短編映画祭、皆さんもぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

Interview & Writing :外山ゆひら
写真協力福井駅前短編映画祭実行委員会

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【取材協力】福井駅前短編映画祭

福井市の中心街、福井駅前で様々なテーマを持った短編映画を集めたコンペティションによる映画祭。2015年から毎年開催されており、今年で4回目を迎える。「人、社会、それを包む街に対する斬新な視点、温かい心を映画製作者と鑑賞者たる市民が共有できるアートシーンをつくること」を目的とし、同時に「新たな表現者を発掘すること」も目指す。地元出身の俳優・津田寛治さんが審査委員長を務めていることでも知られる。

URL : http://mouzou-fukui.com/fukui-shortfilm/

 

 

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