注目のウェアヤッケとは

【注目を集めるウェア】ヤッケとは?レインウェアとの違いやお手入れ方法を紹介

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ヤッケというワードを聞いて何を思い浮かべますか?漁業や農業を営む方であればピンとくる単語だと思いますが、一般的には「ヤッケ」という言葉はあまり知られていません。

 

しかし2020年以降、コロナ禍の中で盛り上がりを見せたアウトドアブームでヤッケが注目を集めています。人混みをさけて楽しむことができる登山やキャンプなどの利用者が増えたことによって、ヤッケを利用する人が増えました。

 

今回は、さまざまな機能を持つ「ヤッケ」について紹介します。

 

注目を集めるウェア「ヤッケ」とは?

注目のウェア「ヤッケ」とは

ヤッケとは、撥水性が高く防風機能のあるフード付きの防寒着のことです。チャックやボタンなどがないものが多く、頭から被るプルオーバータイプの上着です。

 

あまり聞き馴染みのないこの「ヤッケ」という名前には、諸説あります。調べてみると北海道地方の方言という説もありますが、ドイツ語の「Jäcket」が語源といわれています。薄くて軽い素材のため、脱いだり着たりしやすく、フードもついているため小雨が降っても防げます。

 

日本では、撥水性があり汚れにくいことから漁業や農業などを営む方に親しまれてきましたが、近年では単なる作業着ではなく、アウトドアウェアとしても注目を集めています。

 

 

ヤッケの特徴

 

・高い撥水性で汚れに強い

撥水性の高い素材で作られているため、汚れに強い「ヤッケ」。防水性はありませんが、水滴を弾くので汚れを簡単に落とすことができます。

ヤッケの素材は、丈夫で摩擦にも強いため、泥汚れなども簡単に落とすことができます。農作業や土木建築作業などのように素材の消耗が激しい場面でも、長期間にわたって快適に利用することが可能です

撥水性という水を弾く性質は、漁師や釣りなど水場での作業があるお仕事にも活躍します。また、速乾性が高いのも魅力のひとつです。

 

・防風性が高く防寒着になる

ウインドブレーカーと同様に防風性が高いため、「ヤッケ」は、防寒着としても重宝します。手首にゴムが入っていることで、風を始め細かな粉塵や水滴が侵入するのを防ぎます。またフードについている紐で調整が可能なため、顔周りにしっかりフィットし、防寒性を高めてくれます。

「ヤッケ」に多く使用されるポリエステルは、繊維間に空気をためることで断熱性や保温性を高める特性を持ち、防寒着として優れています。

軽量で、着用時のごわつきも少ない「ヤッケ」は、脱ぎ着も楽です。屋外の現場仕事や登山、海の上での作業など、外に長時間居る際の防寒におすすめです。

 

・蒸れにくい

ヤッケの生地は透湿性が高いため蒸れにくいというメリットがあります。透湿性とは水滴になる前の蒸気状態の水分を生地の外に逃す性質のことです。汗や湿気を内部に溜めこまずに外に逃がすことができるため快適な着心地を保つことができます。

そのため夏でも不快感が少なく作業することができます。

 

・コンパクトに畳めて持ち運びに便利

ヤッケの魅力のひとつに、その軽さがあります。ヤッケは、素材が柔らかく、型崩れしにくいため、長時間荷物の中にいれたままでもしわになりにくい特徴があります。さらに、小さくたためるため、かさばりません。

収納スペースをとらずに携帯することができるため、持ち運びに非常に便利です。ツーリングやアウトドアなどで、気温の異なる地域に出向く際の防寒対策として一枚持っていると重宝します。

 

・お手入れが簡単

撥水性、防汚性が高いため、汚れが付きにくいことがヤッケの利点です。汚れが付いた場合にも、水洗いなどで比較的簡単に落とせます。汚れがひどい場合は、中性洗剤を付けてふき取ることで充分綺麗に保てます。

ご自宅の洗濯機で洗う場合には、洗濯表示を確認し適切な方法で洗濯してください。

 

・コストパフォーマンスが高い

ヤッケの最大の魅力は、コストパフォーマンスの高さにもあります。ポリエステルやナイロンを素材を使用してできているヤッケは、千円以下で手に入ることも多く、本格的なレインウェアと比べると安価に購入できます。

汚れに強く、強度も高いので頻繁に買い替える必要もありません。

 

機能性は同じ?ヤッケとレインウェアの違い

特徴を見ていくと同じような機能性を持っているように見えるヤッケとレインウエアですが、防水の点で大きな違いがあります。レインウェアのほかにも機能性が似ているものにウィンドブレーカーがあります。それぞれの特徴とヤッケとの違いについて見ていきましょう。

 

▼レインウェアとヤッケの違い

レインウエアは、雨天時に雨を防ぐために着用する上着です。撥水機能だけではなく、耐水性のある防水機能を持っています。長時間の雨や強い水圧がかかっても、水が内部に染み込むことはありません。これがヤッケとの大きな違いです。

 

そのためヤッケは、雨の中の長時間に及ぶ野外作業には向きません。見た目は似ていますが、機能は異なるので、着用目的によって選ぶようにしましょう。

 

▼ウインドブレーカーとヤッケの違い

ウインドブレーカーは、防風性に優れ、寒さを防ぐ防寒具です。スポーツシーンで着用されるイメージを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

風を防ぐことに特化しており、レインウエアには劣りますが、耐水性も兼ね備えているものが多いです。風を通しにくいため、蒸れやすいという難点もありますが、最近では透湿性の高いものも登場しています。

機能面ではヤッケとよく似ているように感じますが、ウィンドブレーカーは薄手のタイプから厚手のしっかりとしたタイプまであります。そのためヤッケとの違いはフードの有無であったりジッブ仕様など、見た目の違いに多くあります。

 

自宅でできる撥水性ウェアのメンテナンス方法

撥水ウェアのお手入れ方法

ヤッケは撥水性が高いウェアです。撥水性のあるウェアは普通の洋服と同じように洗濯をしてしまうと、撥水効果が低下したり、白くなってしまうことがあります。

 

撥水機能を長持ちさせるためには、付着した汚れを放置しない事が重要です。ですが少しの汚れで洗濯をすることはお勧めできません。ちょっとした汚れはまず軽く拭きとってみましょう。

 

▼洗濯表示を確認する

まず衣類等についているタグを確認しましょう。撥水機能があるウェアは自宅で洗濯できないものもあります。

 

家庭での洗濯禁止(水洗い禁止)マーク

桶にバツ印=【家庭での洗濯禁止(水洗い禁止)マーク】がある場合はご自宅で洗わず、クリーニング店へ持ち込んでください。

 

手洗い可能マーク

桶マークの中に手の表示がある場合は「手洗いが可能」という意味のため、自宅でお手入れが可能です。洗濯機に入れることはできませんのでぬるま湯か水で手洗いをしましょう。

 

▼専用洗剤や中性洗剤を用意する

撥水機能を持つアイテムの専用洗剤、もちろん、専用でない中性洗剤を使用しても大丈夫です。

ただし漂白剤、蛍光増白剤などが配合されている洗濯洗剤や、柔軟剤成分入りの洗濯洗剤、柔軟剤の使用は撥水加工の効果を低下させる原因になります。使用前には必ず成分の確認をしましょう。

 

 

手洗いで洗濯する場合

 

①洗面器などにぬるま湯を張り、成分を確認した洗剤を溶かす

 

②優しく押し洗いをする

汚れが気になる箇所や、汚れやすい首元や襟元も洗いましょう。

 

③すすぎ洗いは丁寧に洗剤残りがないように気を付ける

ポケットやフードは洗剤が残りやすいのでしっかりとすすいでください。

 

④大きめのタオルなどでやさしく挟み、水気を切る

ポケットやフードなど水が残らないように注意してください。洗濯機を使用できるものは、手短に脱水をかけましょう。

 

⑤直射日光を避けて陰干しする

風通しの良い陰干しができることろで乾燥させましょう。室内で乾かす場合も除湿機や扇風機、サーキュレーターなどで風を送ると良いでしょう。

 

 

洗濯機を使う場合

 

①ドライコースで洗濯する

成分の確認をした洗剤を使用して、「ドライコース」などのおしゃれ着洗いで使われる弱水流モードで洗いましょう。 通常の洗濯コースと比べ、やさしく洗うことができます。

 

③すすぎはしっかり、脱水時間は短く

洗剤成分が残ると撥水の効果が薄れてしまいます。洗剤が残らないようにしっかりとすすぎましょう。脱水は10秒ほどで手短に済ませるか、すすぎが終わった時点で取り出し手洗いの時と同様に大きめのタオルで挟んで水分を取りましょう。

 

④直射日光を避けて陰干しする

風通しの良い陰干しができることろで乾燥させましょう。室内で乾かす場合も除湿機や扇風機、サーキュレーターなどで風を送ると良いでしょう。

 

【撥水効果が落ちてきたと感じたら】自宅で簡単に復活させる方法

撥水加工は、撥水基と呼ばれる分子レベルの細かい突起物が水をはじく仕組みになっています。撥水加工が効果を発揮するのは立ち上がった状態の撥水基のおかげなので、その撥水基が摩擦や汚れなどによってだんだん寝てしまうことで撥水効果が弱まっていきます。

 

▼撥水加工を復活させる方法①熱を加える

寝てしまった撥水基を元の状態に戻すために有効なのは熱を加えることです。熱を加えるととで寝てしまった撥水基を元に戻すことができます。

 

自宅で手軽にできる方法としては

・乾燥機に15〜20分ほど入れて熱を加える

・当て布をしてアイロンをかけて熱を加える

・ドライヤーの熱風を利用して熱を加える

などがあります。

 

ナイロンやポリエステル素材の場合は熱に弱いため、アイロンで熱を加える方法は難しいかもしれません。低温で手短に済ませることもできますが、しっかりと効果を戻したい場合は次に紹介する方法がおすすめです。

 

 

▼撥水加工を復活させる方法②スプレーで撥水加工を施す

市販の撥水スプレーを使用すれば、自分で簡単に撥水加工を施すことができます。素材や場所によってはむらになってしまうことがあるため、事前に使用方法を確認してください。

必ずマスクを着用してから、目立たない場所で試し、問題がないか確認をしてから加工を施しましょう。

 

▼撥水加工を復活させる方法③クリーニング店へ持ち込む

自宅でできる方法ではありませんが、自分で熱を加えたり、撥水スプレーはどれを選んだらいいかわからない、失敗したくない場合には、クリーニング店に持ち込みましょう。

クリーニング店では専門業者ならではの熱処理などを併用して撥水加工をしてくれます。

クリーニング店によって撥水加工の処理方法が違うので、あらかじめ持ち込みたいウェアについて問い合わせてみることもおすすめです。

 

ヤッケを選ぶときの注意点

軽量で防寒性に優れているため、現在ではワークシーンからアウトドアまでさまざまな場面で活躍するヤッケ。着用する場面や予算によってサイズや機能性などを選ぶことが必要です。「ヤッケ」の選び方と、着用時の注意点について説明します。

 

▼サイズは着用する衣類を考えて選ぶ

ヤッケはサイズ展開が豊富なので、着用シーンに合わせたサイズ選びが大切です。下に着る衣類によってサイズを選びましょう。

作業着などの厚みのある衣類の上から着用する場合には、普段選んでいるサイズより1~2サイズ上を選ぶのがおすすめです。ヤッケは、手首にゴムが入っているので多少大きいサイズを選んだとしても袖が長すぎで作業しずらいということはありません。

 

▼火を利用するシーンでの着用は避ける

ヤッケに使用されている主な生地はナイロンやポリエステルです。ナイロンは熱に弱いため火気を扱う仕事の場合やアウトドアで焚火をする場合の着用には注意が必要です。ポリエステルは燃え広がりやすい素材のため着用は避けましょう。火気を扱うときには燃えにくいコットンやウールなどの素材でできたアウターがおすすめです。

 

▼防水を重視するならレインウエアがおすすめ

ヤッケは撥水加工が施されている素材を使用して作られていますが、防水機能が備わっているわけではありません。アウトドアやフェス、雨天時に長時間の屋外作業を行うような場面では、防水仕様のヤッケを選ぶか、本格的なレインウエアを選ぶことをおすすめします。

本格的なレインウエアの場合は、ジッパーや縫い目にもしっかりと防水処理が施されているため、雨の侵入を防いでくれます。そのためヤッケと比べるとしっかりと重さもあり価格も高くなります。用途に合わせて選ぶようにしましょう。

 

ヤッケと似た高機能なアウターが欲しい!おすすめ6選

ワークシーンやアウトドアなどで人気のヤッケですが、普段使いには少し難しいと感じるかもしれません。ヤッケのような機能が備わっていてカジュアルさのあるアウターであればデイリー使いしやすいのではないでしょうか?

 

フード付きで撥水機能、防風機能のあるアウターを6つご紹介します。

 

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United Athle(ユナイテッドアスレ)シェルパーカー(一重)

機能性と動きやすさを重視したスタイリッシュでシンプルなシェルパーカーです。

 

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United Athle(ユナイテッドアスレ)C/N フルジップ パーカ(一重)

タフで丈夫な生地感でシックなカラー展開のジップパーカです。

 

 

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United Athle(ユナイテッドアスレ)スイッチング シェル パーカ(一重)

アウトドアウェアとして定番のデザイン!コーディネートしやすい人気カラーが揃っています。

 

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United Athle(ユナイテッドアスレ)T/C モッズコート (一重)

ポリエステルの耐久性と綿の快適性を兼ね備えた程よく緩いシルエットが人気のモッズコートです。

 

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INDEPENDENT(インディペンデント)フーデッドウインドブレーカー

スポーティーでシンプルなデザイン。スポーツシーンはもちろんデイリーにもおすすめのウィンドブレーカーです。

 

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INDEPENDENT(インディペンデント)フーデッドアノラックジャケット

ヤッケと同じようにかぶるタイプのアウターです。1枚でコーディネートが決まるおしゃれなシルエットです。

 

まとめ|注目のウェア「ヤッケ」は高機能で高コスパ!

ヤッケは高機能で高コスパ

漁業や農業などを営む方に親しまれてきたヤッケですが、近年ではアウトドアウェアとして注目を集め、軽量でコストパフォーマンスの高さから人気を集めています。撥水効果も施されていてコンパクトに持ち運べるため、カバンや車の中にひとつ常備してあると、ワークシーンやアウトドア以外でも活躍しそうです。ネットショッピングでも手軽に購入することができますし、作業着専門店などでも購入できます。

 

プラスワンでは作業備や高機能なアウターにもオリジナルのプリントや刺繍を加工することができます。

オリジナル作成のプロがしっかりとサポートいたしますのでお気軽にお問い合わせください。

 

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