トライアスロンで人生を豊かに!願いを込めたスクールTシャツ

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元トライアスロン日本代表の松山アヤトさん。2016年リオデジャネイロパラリンピック・パラトライアスロン日本代表コーチや、アヤトトライアスロンスクールのコーチ、各大会のMCを兼任するなど、この競技に出会ってから30年間、トライアスロンの普及と発展に寄与しています。

 

「スイム、バイク、ラン」という3種目に挑むこの競技は「鉄人のスポーツ」というイメージもありますが、「人生そのものを楽しむ人にぴったり」と松山さんは言います。初心者からアスリートまで、幅広い層の指導者としてスクールを運営している松山さんが作ったスクールTシャツに描かれているのはダブルレインボー。そこには「みんなの夢が叶う」という想いが込められているのです。

初心者の参加率も高いトライアスロン。みんなで讃え合う文化がある

―― トライアスロンは挑戦するにはハードルが高い競技のように思えますが、実際のところはどうなのでしょうか?

 

これまで本格的なスポーツ経験がない人の参加率も高いですよ。トライアスロンを始める人は「人生を楽しみたい!」とか、男性だったら「かっこよくなりたい」「自信を取り戻したい」と思っている人が多いように感じますね。忙しい日常生活を送りながら、時間的にも体力的にも限られた範囲で練習し大会に挑戦する。トライアスロンを通じて“自分の在り方”に真摯に向き合っていらっしゃいます。

 

ただ、こう言うと、タイムや順位を上げることだけを目的にしてストイックな練習を重ねているように思われるかもしれませんが、そうでもないんですね。

 

―― トライアスロンにはストイックに寡黙に練習するイメージがあります。

 

まずは「楽しむこと」が一番です。もちろん、人によってトライアスロンへの関わり方や目標が違うため、それにより練習方法は異なります。

 

大会で1位になった人だけが賞賛されるのかというと、そうでもなくて、中間順位の人も最後にフィニッシュした人も、みんなで「よくやったよね!」「よかったね!」と讃え合える空気や文化があります。これは世界中のトライアスロンに共通していますね。

 

―― 素敵な文化ですね。

 

だから、例えば国や所属するチーム、性別、年齢が違っても、同じ競技をする者同士、すぐに仲良くなれます。

 

ちなみに、トライアスロンのエイジの部では男女別に5歳ごとの年代別カテゴリーが設けられ、18歳から80歳以上まで参加カテゴリーがあります。大会では、そのカテゴリーごとに世界一を競うため、自ずと参加選手の人数が多くなるので、開催地は選手だらけに(笑)。カフェやレストランなどで母国名の入ったユニフォームを着ている人をたくさん見かけるので、「どの年代?」「一緒だな、頑張ろうぜ」と会話が始まります。

トライアスロンは、人生そのものを楽しむスポーツ

―― 5歳ごとの年代別カテゴリーは珍しいですね。

 

これはトライアスロン特有ですね。カテゴリーが細分化されている分、世界大会に参加できるチャンスが広がります。実際に80歳の世界チャンピオンもいて、かっこいいですよね!

 

そして、特徴的なことがさらにあって。フィニッシュテープって、マラソンなどでは1位の選手がフィニッシュするときにだけ張られているじゃないですか。その選手が切ったら、2位以下の選手たちはテープなし。ところがトライアスロンでは、最後の選手まで全員がフィニッシュテープを切ることができるんです。それには全員が勝者という意味があるんです。

 

―― まさにお互いを認め合い称え合う価値観の表れですね。

 

トライアスロンは「紳士のスポーツ」という精神があって、選手は常に紳士的に振る舞うことを心がけています。コース上にゴミを捨てないように走ったり、サングラスを外して笑顔でフィニッシュしたり。

 

トライアスロンは、タイムだけでも順位だけでもない競技そのもの、そして、トライアスロンを通じて得た人生そのものを楽しむスポーツなんだと今は感じています。

 

―― トライアスロンをそのように捉えるようになったのは、どうしてですか?

 

僕がプロ選手だった頃、タイムや順位、大会の結果にだけこだわってばかりいました。そんなとき、僕より後にフィニッシュした選手にこう言われたことがあって。

 

「アヤト、お前のトライアスロンは辛そうだな。俺は泳いでいるときも走っているときも、すべてが楽しいよ」と。

 

このとき初めて“ライフワークとしてのトライアスロン”という考え方を教えてもらったのだと思います。プロ選手として現役引退した後、トライアスロンのある生活を体験してもらいたいと現在の事業を立ち上げました。

スクールTシャツに「夢を叶える」ダブルレインボーをデザインした想い

―― ところで、本日着ていらっしゃるスクールTシャツは、どんなところにこだわったのですか?

 

これから大好きなトライアスロンの会社を設立しようとしていた頃、参加した海外の大会で、くっきりとしたダブルの虹を見たんです。それも、このTシャツのように、二つの虹が並んでいるような配置で。虹を見た瞬間、会社を設立する不安や新しいことに対する心のつかえが消え、「トライアスロンで一生やっていこう。みんなをトライアスロンで幸せにするんだ」と決めることができました。このTシャツには、こうした僕の初心も込めています。そしてその後、「ダブルレインボーを見た人は願いを叶えられる」という言い伝えを聞いて、このTシャツを着た人たちの夢が叶えば良いなと思ってデザインしたんです。

 

―― Tシャツのロゴ・社名でもある「try-a」の「a」は「アヤト」さんの「a」ですか?

 

「try」はトライアスロンの「トライ」ではなくて、チャレンジの「トライ」。「a」っていうのは、aから始めるとの意味合いで「初めの一歩」を指しています。それと同時に、野球の「Aクラス」になぞらえ「初心者からトップまで包括して教える」ということも表しています。それから、僕の名前の「アヤト」もかかっていますね。

 

―― レインボーの下に描かれているのは「地球」でしょうか?

 

はい、地球です。トライアスロンは自然環境を使って遊ぶスポーツ。「地球をキレイにしながらで遊ぼうよ!」と伝えたくて。

 

トライアスロンでは、大会の開催地の海の水質が汚れていたら、さまざまな人たちが水質改善に乗り出します。大会開催には水質基準があるため、それ以下の海では開催できない事情もありますが、トライアスロンを機に世界中の海がキレイになれば良いですよね。

 

―― ユニフォームもTシャツと同じデザインですね。

 

このデザインはカラフルだから目立ちます。覚えやすいですし、応援のときも見つけやすくて。スクールのみんなが地方の大会に一人で参加する場合もありますが、このデザインを覚えている地元の人たちからとても親切にしてもらった、なんてことも聞きます。そういう話を聞くと嬉しいですし、本当にありがたいですね。

「トライアスロンにかかわる人を幸せに」。Tシャツから想いは伝わる

終始笑顔で語ってくれた松山さん。トライアスロンを心から愛し、そこで出会う人たちを大切にし、人生を謳歌している様子がとても印象的でした。

 

松山さんの想いが込められたスクールTシャツからも、おおらかで楽しげなエネルギーがデザインから伝わってきます。

 

その想いは生徒さんたちも感じ取っているはず。だからこそ、スクールTシャツを「勝負服」に選び、遠征に出かけるのではないでしょうか。

 

Interviewer&Writer:佐藤美の

【取材協力】松山アヤトさん

元トライアスロン日本代表

6歳から競泳五輪選手を輩出した名門「多摩川スイミングスクール」で水泳を始め、高校卒業まで競泳選手として活躍。1986年からトライアスロンへ転向。国内の草分け時代に数多くの大会に出場、好成績を収める。91・92年のワールドカップ日本代表選手に選ばれ、91〜95年まで豪州の強豪クラブで世界挑戦をしながらトライアスロンのコーチングを学ぶ。2000年にアヤトトライアスロンスクール開校、楽しく、厳しく、懇切丁寧にわかりやすい指導を心がけている。2016年リオデジャネイロパラリンピック日本代表コーチ、JTUパラリンピック対策チームマネージャー、株式会社TRY-A代表取締役。■HP:http://try-a.co.jp/

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